「清潔感がある」と言われる人が、実際にやっていること

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CLEANLINESS GUIDE

「清潔感がある」と言われる人が、実際にやっていること

大人の男性の身だしなみについて語るとき、いちばんよく出てくる言葉が「清潔感」です。

ただ、この言葉はやっかいです。清潔とは違う。毎日風呂に入っていても、清潔感がないと言われることはあります。逆に、特別なことをしていないのに、なぜかきちんとして見える人もいる。

その差はどこにあるのか。編集部で観察していくと、清潔感は生まれつきの雰囲気ではなく、いくつかの具体的な箇所の状態でほぼ決まることがわかってきました。

今回は、他人が実際に見ている7か所と、その整え方を整理します。服を買い足す前に、まずここからです。

清潔感は「白と輪郭」でできている

結論から言うと、清潔感の正体は2つの要素に分解できます。白いものが白いことと、輪郭がぼやけていないことです。

白いものというのは、シャツの襟、Tシャツ、スニーカーのソール、そして歯です。これらは新品のときがいちばん白く、使うほど黄ばんでいきます。人はこの変化に敏感で、無意識に「くたびれている」と判断します。

輪郭というのは、髪の生え際、襟足、眉、爪、ひげの境界線です。ここが曖昧になっていると、全体がぼんやりして見えます。逆に、境界がはっきりしているだけで、顔まわりは引き締まって見えます。

つまり清潔感を上げる作業とは、白いものを白く保ち、輪郭をはっきりさせることに尽きます。センスの話ではありません。作業の話です。

清潔感は、センスではなく手入れの結果です。

白いものを白く保ち、輪郭をぼやけさせない。それだけです。

他人が見ているのは、この7か所

人は全身をまんべんなく見ているわけではありません。視線が集まる場所は決まっています。

顔まわり、手元、足元。この3つのゾーンに含まれる7か所が、清潔感の判定にほぼ直結します。

視線が集まる7か所

  • 1|襟足と生え際 伸びた襟足は、他のどこよりも早く「だらしない」に直結する。1か月放置は長い。
  • 2|眉 整えすぎる必要はない。眉間とまぶたの上のはみ出しを抜くだけで印象が変わる。
  • 3|ひげの境界 剃るか、生やすかを決めること。中途半端な無精ひげがいちばん不利。
  • 4|肌の状態 粉をふいている、テカっている。どちらも近距離で必ず気づかれる。
  • 5|爪 長さより、先端の白い部分の汚れ。名刺やグラスを持つ場面で見られている。
  • 6|シャツの襟と袖口 皮脂の黄ばみが出る場所。本人はいちばん気づきにくい。
  • 7|靴のかかととソール すり減ったかかと、黒ずんだソール。歩くたびに視界に入る。

髪は、切る頻度がすべて

髪型そのものよりも、切ってからの経過日数のほうが清潔感には効きます。

どんなにいい髪型でも、6週間経てばシルエットは崩れます。とくに襟足とサイドは、伸びると首の輪郭が消えて、顔が大きく見えます。

目安は3〜4週間に一度。毎回フルカットが難しければ、襟足とサイドだけ整えてもらうという手もあります。時間も費用も抑えられて、効果は十分です。

スタイリング剤については、大人の場合はツヤの出すぎるものを避けたほうが無難です。濡れたような質感は、量を間違えると清潔感とは逆方向に働きます。マットまたはセミマットの質感で、触ったときに固まらないものが扱いやすいです。

そして、白髪について。無理に隠す必要はありませんが、根元だけまだらに白い状態は「手入れしていない」に見えやすいです。染めるなら定期的に、染めないなら全体を活かす。どちらかに寄せたほうが整って見えます。

肌は、足すより「テカらせない」

男性の肌で清潔感を損なう最大の要因は、乾燥ではなくテカりです。

皮脂が浮いた状態は、照明の下で必ず目立ちます。会議室、飲食店、エレベーター。どこも上から光が当たる環境なので、額と鼻が反射します。

対策の順番は決まっています。まず洗いすぎをやめること。皮脂を落としすぎると、体は不足を補おうとしてさらに分泌します。朝は水かぬるま湯だけ、夜だけ洗顔料を使うくらいで足りる人も多いです。

次に保湿。乾燥が皮脂の過剰分泌を招くので、化粧水と乳液を1つずつでいいので使う。これだけで日中のテカりはかなり減ります。

それでも浮いてくるなら、あぶらとり紙ではなくティッシュで軽く押さえる。あぶらとり紙は取りすぎて、かえって分泌を促すことがあります。

ひげ剃り後のケアも忘れがちです。剃った直後の肌は角層が削れた状態なので、そのまま放置すると赤みやざらつきにつながります。化粧水を1回つけるだけで、翌日の肌の状態が変わります。

テカりの原因は、皮脂が多いことではなく乾燥です。

洗いすぎをやめて保湿する。順番はこれで合っています。

服は「シワ」と「黄ばみ」の2点だけ見ればいい

服で清潔感を落とす要因は、実はほとんど2つに絞られます。シワと黄ばみです。

シワは、洗濯後の干し方でほぼ決まります。脱水を短めにして、濡れているうちに手で肩と襟を伸ばして干す。これだけでアイロンの必要量は半分以下になります。

とくに気をつけたいのが、背中の中央と袖の内側。座っているときに人の目に入りやすいのに、鏡では自分で確認できない場所です。

黄ばみは、襟の内側と脇です。これは皮脂が酸化して起きるので、普通の洗濯では落としきれていないことがあります。月に一度、酸素系漂白剤でつけ置きしてから洗うだけで、進行はかなり抑えられます。

そしてもう一点。白Tシャツと白シャツは消耗品と割り切ることです。襟がよれて黄ばんだ一枚を着続けるより、手頃なものを定期的に入れ替えたほうが、結果的に清潔感は保てます。

足元は、いちばん見られていて、いちばん放置される

靴は、本人の意識がもっとも向きにくい場所です。視界に入りにくいうえ、毎日履くので変化に慣れてしまいます。

それでいて、他人からはよく見えます。とくに向かい合って座ったとき、電車で立っているとき、階段を上るとき。足元は常に露出しています。

見られているのは3か所です。かかとのすり減り、甲のシワと汚れ、そしてソールの側面の黒ずみ。

革靴なら、月に一度ブラシをかけてクリームを入れる。スニーカーなら、ソールの側面を消しゴムか中性洗剤で拭く。どちらも10分かかりません。

それから、かかとの補修。すり減ったまま履き続けると歩き方まで崩れるので、ゴムが減ってきたら早めに交換したほうがいいです。数百円から千円台で、靴の寿命も伸びます。

もうひとつ。同じ靴を毎日履かないこと。革靴でもスニーカーでも、1日履いたら1日休ませる。湿気が抜けて、型崩れもにおいも減ります。

においは、本人だけが気づけない

清潔感の話で最後に残るのが、においです。これは自分では判断できません。嗅覚は自分のにおいに順応してしまうからです。

対策は、発生源を絞ることです。汗そのものはほぼ無臭で、においは雑菌が繁殖してから生まれます。つまり、乾かすことがいちばん効きます。

シャツもタオルも靴も、完全に乾いていない状態で使うとにおいます。部屋干しで生乾きのシャツは、着た瞬間は気づかなくても、体温で温まると立ち上がってきます。

香水でにおいを覆うのは、順番としては最後です。まず発生源を減らして、そのうえで少量つける。強い香りで隠そうとすると、混ざってかえって不快になります。

そして口元。会話の距離はかなり近いので、歯のクリーニングは年に1〜2回受けておくと安心です。着色は自分では落としきれません。

まとめ:清潔感は、10分の積み重ねでできている

清潔感がある人は、特別なことをしているわけではありません。

3〜4週間に一度髪を切る。朝は洗いすぎず、夜に保湿する。爪の先を見る。シャツを濡れているうちに伸ばして干す。月に一度、靴にブラシをかける。乾ききっていないものを身につけない。

ひとつひとつは数分の作業です。ただ、これが積み重なった状態と、放置された状態では、他人から見た印象がまるで違います。

服を1着買い足すより、この7か所を整えるほうが、確実に安く、確実に効きます。

おしゃれは好みの問題ですが、清潔感は作業量の問題です。そう考えると、少し気が楽になるはずです。

WARDROBE LAB編集部のひとこと

この記事を書くにあたって、編集部で自分の靴のかかとを見てみました。

片方だけ、外側が明らかに削れていました。毎日履いていたのに、まったく気づいていませんでした。

自分では見えない場所ほど、他人からは見えている。だいたいそういうものです。


※本記事には広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。
※掲載している情報は記事公開時点のものです。肌の状態には個人差があります。肌トラブルが続く場合は皮膚科医にご相談ください。
※画像・商品情報は、各ブランド・公式サイト・販売サイトの公開情報を参照しています。

WRITTEN BY

WARDROBE LAB編集部

WARDROBE LAB / Editorial Team

30代・40代・50代のメンズファッションをわかりやすく・丁寧に伝えるメディア「WARDROBE LAB」の編集チームです。

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