INTERIOR
大人の間接照明4選。天井の灯りを消して、低い光をひとつ置く
部屋の印象を変えたいとき、多くの人は家具から考えます。実際は、照明を変えるほうが早い。
天井の真ん中にひとつの照明で、部屋じゅうを同じ明るさにする。昼間の作業には向いていますが、夜にくつろぐには明るすぎます。影がなく、どこを見ても平らに見えるからです。
家で過ごす時間の質の話は、「大人のルームウェア」でも書きました。服の次は、光です。
今回は、天井の照明の代わりに置く、大人の間接照明を4つ選びました。選び方の基準から順に見ていきます。
選ぶ前に。見るのは高さ、光の色、電源
間接照明で失敗するのは、明るさで選んだときです。
夜の部屋に必要なのは、明るさではなく、光の位置です。目線より低いところに光があると、光源が直接目に入らず、まぶしさを感じにくい。照らされた壁や床が、部屋に陰影をつくります。
もうひとつは、光の色。同じ明るさでも、白い光は昼に、赤みのある光は夜に近く見えます。電球の箱に書かれた「K(ケルビン)」の数字が低いほど、光は赤みを帯びて、火の色に近づきます。
照明は、明るさで選ぶと失敗します。
どこに置くかを先に決めて、その高さに合うものを選ぶ。
間接照明を選ぶときの3点
- 置く高さ 座ったときの目線より低い位置が基本。卓上なら小さなもの、床なら床置きのもの、ソファの横なら背の高いフロアランプ。
- 光の色 Kの数字が低いほど赤みの強い光になる。夜の部屋には、白い光より赤みのある光が落ち着く。
- 電源と電球 コードレスか、コンセントか。電球の口金(E17・E26)と、電球が付属するかも確認する。電球が別売りだと、届いた日には点かない。
では、4つを見ていきます。手元に置く小さな灯りから、床に立つフロアランプまで、低い順です。
1|Humble。コードのない、火のような灯り
最初は、いちばん小さな一灯です。
ハンブルは、オランダ発のブランド。ハンブル ワンは、充電式のバッテリーを内蔵したコードレスのテーブルライトです。高さは19.5cm。片手で持ち運べる大きさです。
光源は、昔の白熱電球のように見えるLEDのフィラメント電球。色は2200Kで、一般的な電球色よりさらに赤みが強い。ろうそくの火に近い色です。
明るさは底面のボタンで3段階。フル充電で約40〜140時間点き、充電はUSB Type-Cのケーブルか、ワイヤレス充電で。コードがないので、ダイニングテーブルの真ん中にも、寝室の床にも置けます。
ただし、光源は1W。いちばん明るくしても、部屋を照らす照明ではありません。手元に火をひとつ置く、そのための灯りです。電球は交換できますが、専用の電球しか使えません。
Humble One テーブルライト(チタニウムシルバー)
22,000円(税込・楽天ファッション)。ベース:アルミニウム/カバー:鉄ほか。W9.5×D9.5×H19.5cm(公式サイト表記)。LEDフィラメント電球(2200K)・充電式(USB Type-C/ワイヤレス充電)。フル充電で約40〜140時間点灯。中国製。リンク先は取り寄せ(4〜15日以内に発送予定)。
楽天市場で見る2|JOURNAL STANDARD FURNITURE。波打つ脚と、緑の折り傘
ベッドサイドや棚の上に置くなら、ジャーナルスタンダードファニチャーのウェービーです。
名前のとおり、脚が波打っています。穏やかな海の波をイメージした曲線のフレームは、マットブラック。そこに、生地を山折り谷折りにした折り傘のようなシェードを載せています。リンク先は、シェードに深いグリーンを張った「COLOR」のモデルです。
シェードは布なので、点けると光が生地を透け、織りの表情が浮かびます。電球にクリップで留める作りなので、少し傾けて表情をつけることもできる。
高さは40cm、重さは約1kg。口金はE17で、440ルーメン(40W相当)のLED電球が付いてきます。届いたその日に点けられる。地味ですが、大事なことです。
脚の曲線は、それ自体が飾りです。曲線の多い部屋では、少しにぎやかに見える。直線的な家具の横に置くと、いちばん効きます。
WAVY TABLE LAMP COLOR(グリーン)
19,800円(税込)。本体:スチール/シェード:ファブリック。幅23.6×奥行き23.6×高さ40cm・約1kg。口金E17・LED電球付属(440ルーメン、40W相当)。コード中間スイッチ。中国製。リンク先は取り寄せ(3〜16日以内に発送予定)。
楽天市場で見る3|AMPERSAND FACTORY。床に置く、浮いて見える構造
3つ目は、床に置く照明です。
アンパサンドファクトリーのテンセグリティランプ。テンセグリティとは、張力(TENSION)と統合(INTEGRITY)を合わせた造語です。棒どうしは直接つながっておらず、張ったワイヤーの力だけで形を保っています。
だから、木の棒が宙に浮いているように見える。幅55cm・高さ45cmの多面体を床に置くと、光より先に、その構造が目に入ります。部屋の角に置けば、壁の下のほうが明るくなり、奥行きが出ます。
注意点は2つあります。電球は付いてきません。口金はE26で、白熱電球40W、またはLED電球40W相当まで。そして、届いたらシェードを自分で組み立てる必要があります。ブランドがシェード専用の組み立て説明書を用意しています。
リンク先の色はホワイトとブラック。記事作成時点で、ホワイトは残りわずか、ブラックは在庫がありません。
テンセグリティランプ Mサイズ(ホワイト)
18,150円(税込)。木、スチール、アルミ。φ55×H45cm・1.1kg(公式サイト表記)。口金E26(白熱電球40W/LED電球40W相当まで)・電球は別売り。中間スイッチ。中国製。取扱店:Magine
楽天市場で見る4|Francfranc。光より、影を置くフロアランプ
最後は、背の高いフロアランプです。
フランフランのカールトンは、スチールの板を幾何学的に組んだシェードが特徴です。点灯すると、シェードの隙間から光が漏れ、壁に幾何学模様の影が広がります。
この影は、壁から離すと出ません。ブランドも、壁の近くに置くことを勧めています。ソファの横、壁際に置く。座った頭の少し上から光が落ち、背中側の壁に模様が映る配置です。
高さは153cm、重さは5.9kg。E26の60W電球が付いてきます。価格は4つのなかでいちばん手頃です。
シェードの形は、消灯しても残ります。点けていない昼間も、部屋の中でそれなりに存在感がある。そこまで含めて気に入るかどうかで選んでください。
カールトン フロアランプ(ブラック)
14,000円(税込)。スチール。W25.5×D25.5×H153cm・5.9kg(公式サイト表記)。コード約2m。電球E26 60W付属(白熱電球60W形まで・LED電球100W形相当まで)。中国製。リンク先・公式とも在庫残りわずか。
楽天市場で見る間接照明を効かせる置き方
間接照明は、置いただけでは効きません。いちばん多い失敗は、天井の照明と一緒に点けてしまうことです。
天井の光が強いと、低い位置の光は埋もれて見えなくなります。夜の数時間だけでいい。天井の照明を消して、間接照明だけで過ごしてみてください。
置き方の3点
- 壁に光を当てる 光源を直接見せるより、壁や床に当てた光のほうが部屋は広く見える。壁から少し離し、光が当たる面をつくる。
- 光源を目に入れない 座ったときの目線より低く置くか、シェードで光源を隠す。まぶしいと、落ち着かない。
- 一灯で足りなければ、二灯に 明るさが足りないと感じたら、ひとつを明るくするより、低い光をもうひとつ足す。光が分かれると、部屋に奥行きが出る。
まとめ:置く高さを決めてから選ぶ
手元に火のような灯りを置くなら、ハンブル。ベッドサイドに布を透ける光なら、ウェービー。床に構造ごと置くなら、テンセグリティランプ。壁に影を映すなら、カールトン。
照明は、明るさで選ぶと失敗します。置く高さを決めて、光の色と電源を確かめる。それだけで、夜の部屋は別物になります。
今夜、天井の照明を一度消してみてください。暗くて困った場所が、最初の一灯を置く場所です。
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WARDROBE LAB編集部のひとこと
電球の色は、ランプを買ってからでも変えられます。
付属の電球の光が白すぎると感じたら、Kの数字が低い電球に替えてみてください。同じランプでも、夜の見え方がまるで変わります。
ただし、口金のサイズ(E17かE26か)と、ランプが対応するワット数だけは必ず確認を。ハンブルのように専用の電球しか使えないものもあります。