雨の日のスニーカーは、サロモンのGORE-TEXで。XA PRO 3DとXT-6、4足の選び方

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SALOMON

雨の日のスニーカーは、サロモンのGORE-TEXで。XA PRO 3DとXT-6、4足の選び方

防水の靴は、見た目を諦めるもの。そう思われがちです。

雨の日だけ履く、重くて野暮ったい一足。確かに、そういう靴もあります。ただ、サロモンのGORE-TEXモデルは、もとが山を走るための靴です。軽く、足に沿い、濡れた地面で滑らない。その性能を、街で履ける形に落とし込んでいます。

今回は、そのなかから2モデル、4足。黒のXA PRO 3D GORE-TEXと、3色のXT-6 GORE-TEXです。

秋の長雨から冬まで。雨の日の足元を、選び方の基準から順に整理します。

選ぶ前に。GORE-TEXは、なぜ濡れないのに蒸れにくいのか

GORE-TEXは、靴の内側に貼られた薄い膜です。

この膜には、目に見えないほど細かな孔が無数にあいています。孔の大きさは、雨粒よりはるかに小さく、汗が蒸発した水蒸気よりは大きい。だから、外からの雨は通さず、内側の湿気は外へ逃がす。防水なのに蒸れにくいのは、この孔の大きさのおかげです。

今回の2モデルは、どちらもGORE-TEX ePEメンブレンを使っています。PFC(有機フッ素化合物)を使わずに作られた新しい膜で、サロモンは高い透湿性をうたっています。

GORE-TEXは、雨を止める膜であり、湿気を逃がす膜でもある。

ただし、履き口から入る水までは止められません。

雨の日のスニーカーを選ぶときの3点

  • 膜があるか 撥水加工は、表面で水をはじくだけ。長く歩けば、いずれ染みてくる。GORE-TEXのような防水膜は、生地の内側で水を止める。
  • 靴底 雨の日に滑るのは、たいてい靴底。濡れた路面に対応したラバーと、深めの溝があるものを。
  • 高さ ローカットは、履き口より深い水たまりには勝てない。水たまりを避けて歩く街なら、ローカットで足りる。

では、2モデルを見ていきます。先に言っておくと、違いは重さとソールと、価格です。

2モデルの違い(公式サイト表記)

  • 重さ XA PRO 3D GORE-TEX は389g。XT-6 GORE-TEX は357g。
  • ドロップ かかととつま先の高さの差。XA PRO 3D は12mm、XT-6 は10mm。数字が大きいほど、かかとが高い。
  • アウトソール XA PRO 3D は、濡れた路面にも乾いた路面にも対応する All Terrain Contagrip。XT-6 は、深く鋭いラグでぬかるみにも食いつく Mud Contagrip。
  • 価格 XA PRO 3D は23,100円、XT-6 は31,900円(いずれも税込)。

1|XA PRO 3D GORE-TEX。黒一色で、いちばん街に馴染む

SALOMON XA PRO 3D GORE-TEX Black/Black/Ftw Silver(1/4)1 / 4
SALOMON XA PRO 3D GORE-TEX Black/Black/Ftw Silver(2/4)2 / 4
SALOMON XA PRO 3D GORE-TEX Black/Black/Ftw Silver(3/4)3 / 4
SALOMON XA PRO 3D GORE-TEX Black/Black/Ftw Silver(4/4)4 / 4

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最初の一足なら、XA PRO 3D GORE-TEXです。

サロモンのベストセラーのトレイルランニングシューズに捧げるトリビュート。ブランド自身が、このモデルをそう位置づけています。走るための構造を残したまま、GORE-TEXの膜を入れて、日常のスニーカーに仕上げたものです。

特徴は、アウトソールとミッドソールのあいだに挟んだ 3D Advanced Chassis。ファイバーガラスで補強した樹脂のパーツで、かかとを支え、足のねじれを抑えます。アウトソールは、濡れた路面にも乾いた路面にも対応する All Terrain Contagrip。雨の日の横断歩道やタイルの上で、この靴底が効きます。

色は Black/Black/Ftw Silver。黒のアッパーに、シルバーの補強が走ります。スポーツの気配は残りますが、黒一色なので、黒やチャコールのパンツに合わせれば主張は抑えられます。

重さは389g、ドロップは12mm。XT-6と比べると、少し重く、かかとが少し高い靴です。

2|XT-6 GORE-TEX ホワイト。雨の日に、白を履く

SALOMON XT-6 GORE-TEX White/White/Ftw Silver(1/4)1 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX White/White/Ftw Silver(2/4)2 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX White/White/Ftw Silver(3/4)3 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX White/White/Ftw Silver(4/4)4 / 4

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XT-6は、サロモンのトレイルの伝統を受け継ぐモデルです。いまでは、熱狂的なファンを持つスニーカーとして知られています。

XA PRO 3Dとの違いは、まず靴底。Mud Contagrip は、深く鋭いラグ(靴底の突起)で、ぬかるみのような柔らかい地面にも食いつく設計です。その上に、衝撃吸収に優れた Agile Chassis System と EnergyCell+ のミッドソールを重ねています。

アッパーは一枚仕立てのメッシュに、摩耗に強いTPUの補強。重さは357gで、XA PRO 3Dより軽く仕上がっています。

そして、白。雨の日に白いスニーカーは避ける、という人は多いと思います。濡れて染みるのが嫌だからです。GORE-TEXなら、そこは心配いりません。残るのは泥はねだけ。これは、帰ってから拭けば済みます。

XT-6は色の展開が多いモデルです。ここから3色を続けて紹介します。

3|XT-6 GORE-TEX ブルーナイツ。紺の服に、紺の靴

SALOMON XT-6 GORE-TEX Blue Nights/Astral/Plum(1/4)1 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Blue Nights/Astral/Plum(2/4)2 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Blue Nights/Astral/Plum(3/4)3 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Blue Nights/Astral/Plum(4/4)4 / 4

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紺のパンツやネイビーのコートが多いなら、Blue Nights/Astral/Plum です。

深い紺のアッパーに、グレーがかったミッドソール。黒ほど重くならず、白ほど目立たない。雨の日に着る暗い色の服に、いちばん自然に馴染む色です。

シューレースまわりの黄・青・赤の差し色は、ほかの色と共通です。足元に小さく効く程度で、全体の印象は落ち着いています。

仕様は2のホワイトと同じXT-6 GORE-TEXです。この色はサロモン公式オンラインストアには掲載がなく、リンク先でも残りのサイズは限られています。

4|XT-6 GORE-TEX ケルプ。秋冬の、茶とカーキに

SALOMON XT-6 GORE-TEX Kelp/Wren/Safari(1/4)1 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Kelp/Wren/Safari(2/4)2 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Kelp/Wren/Safari(3/4)3 / 4
SALOMON XT-6 GORE-TEX Kelp/Wren/Safari(4/4)4 / 4

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最後は、Kelp/Wren/Safari です。

砂色がかったカーキのアッパーに、焦げ茶の補強、白いミッドソール。4足のなかでいちばん、季節の色を持っています。

合わせるなら、茶のコーデュロイ、オリーブのチノ、生成りのニット。秋冬の服はもともと茶とカーキが多いので、スポーツ由来の靴でも装いから浮きません。泥はねも、白ほどは目立たない色です。

こちらも仕様はXT-6 GORE-TEXで共通。サロモン公式オンラインストアには掲載がなく、在庫はリンク先で確認してください。

合わせ方。スポーツの気配は、パンツで消す

トレイル由来のスニーカーは、そのまま履くとアウトドアに寄ります。街で履くなら、調整するのは靴ではなく、パンツです。

いちばん効くのは、裾の長さ。靴の甲に軽く乗るくらいが目安です。短すぎると、靴のボリュームだけが目立ちます。

素材は、ナイロンのイージーパンツなら雨に強く、靴と素材の方向が揃います。ウールのスラックスに合わせれば、スポーツの気配はさらに薄まる。デニムなら、濃い色のものを選んでください。

合わせるときの3点

  • 裾は甲に軽く乗る長さ 短いと、靴だけが浮いて見える。
  • 靴の色は、服から拾う 黒の服にはXA PRO 3D、紺の服にはブルーナイツ、茶やカーキの服にはケルプ。
  • 上はきれいめに コートかジャケットを。全身をアウトドアにしないこと。

GORE-TEXの靴を長く履くために

GORE-TEXの膜は、靴の内側にあります。表のメッシュが泥で目詰まりすると、湿気の逃げ道が塞がります。汚れは、見た目だけの問題ではありません。

手入れは難しくありません。大事なのは、雨の日のあとに放っておかないことです。

手入れの3点

  • 泥は乾いてから落とす 乾かしてからブラシで払い、残りは水で濡らした布で拭く。濡れたまま擦ると、泥がメッシュの奥に入り込む。
  • 乾かすのは日陰で 中敷きを出し、紙を詰めて風通しのいい場所に。ドライヤーやストーブの熱は、ソールや接着を傷める。
  • 表面の撥水を保つ 雨の前に防水スプレーを。表面が水をはじけば、生地が水を含まず、蒸れにくさも保ちやすい。

まとめ:黒ならXA PRO 3D、色で選ぶならXT-6

黒一色で、とにかく街に馴染ませたいならXA PRO 3D GORE-TEX。価格も2モデルのうち手頃です。軽さと色の選択肢で選ぶならXT-6 GORE-TEX。白、紺、カーキから、手持ちの服の色で選んでください。

防水の靴は、見た目を諦めるもの、ではありません。山で鍛えた構造は、街の雨にもそのまま効きます。革の表情で選ぶなら、ザ・ノース・フェイスの「VECTIV Taraval GORE-TEX」という選択肢もあります。

雨の予報が出た朝に、靴を選び直さなくていい。それだけで、秋冬の朝は少し楽になります。

WARDROBE LAB編集部のひとこと

XT-6の3色は、どれもリンク先で残りのサイズが少なくなっています。

白は25.5cmと28.5cm以上、ブルーナイツとケルプも一部のサイズだけ。残りわずか、は煽り文句ではなく、この記事を書いている時点の事実です。

冬に厚手の靴下を合わせるつもりなら、その靴下を履いてサイズを確かめてください。スニーカーのサイズ選びで後悔するのは、たいてい靴下の厚みを忘れたときです。


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※掲載している情報は2026年9月30日時点のものです。価格・在庫・サイズ展開は変更となる場合があります。最新情報は各販売ページでご確認ください。

WRITTEN BY

WARDROBE LAB編集部

WARDROBE LAB / Editorial Team

30代・40代・50代のメンズファッションをわかりやすく・丁寧に伝えるメディア「WARDROBE LAB」の編集チームです。

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