革ジャンは、羊革から始める。大人のレザージャケット5選

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LEATHER JACKETS

革ジャンは、羊革から始める。大人のレザージャケット5選

革ジャンは、硬くて重いもの。慣れるまで何年もかかるもの。そう思って、手を出さずにきた人は多いはずです。

それは半分だけ正しい。硬くて重いのは、牛革や馬革の話です。羊の革は薄く、柔らかく、最初から体に沿います。

いまの革ジャンに求められているのは、バイクにまたがる強さより、ニットやシャツの上に軽く羽織れることです。そこに、羊革はちょうど合う。

3万円台で手に入る羊革のレザージャケットを5着選びました。形はシングル、スタンドカラー、ダブル。冬の入口から、春先まで着られるものです。

選ぶ前に。見るのは革の種類、形、着丈

羊革(シープスキン、子羊ならラムスキン)は、薄くしなやかな革です。牛革より軽く、袖を通した日から腕が曲がる。そのかわり、表面は傷がつきやすく、雨にも強くありません。

つまり、羊革の革ジャンは「育てる」ものではなく、最初から「着られる」ものです。だから選ぶときは、革の育ち方より、形と寸法を見たほうがいい。

羊革は、最初から柔らかい。

だから選ぶ基準は、革の経年変化ではなく、形と着丈です。

レザージャケットを選ぶときの3点

  • 革の種類 羊革は軽く柔らかく、体に沿う。牛革は硬いぶん丈夫で、形が崩れにくい。毎日の街着として気軽に羽織るなら、羊革のほうが扱いやすい。
  • 形 襟のないシングルや立ち襟は、ジャケットやシャツの延長で着られる。大きな襟とベルトの付いたダブルは、革ジャンらしさが強く出る。最初の一着なら、前者のほうが合わせる服を選ばない。
  • 着丈 レザージャケットは、腰骨にかかるくらいの短めの丈が基本。長すぎると重く見え、短すぎると若く見える。ニットを中に着る冬は、身幅に少し余裕のあるサイズを。

肩幅と着丈の見方は「服が似合わないのは、サイズのせいかもしれない」で整理しています。ここからは、合わせやすいものから順に5着を見ていきます。

1|LIUGOO。襟を立てても寝かせても、きちんと見える

LIUGOO 襟ボアハイネックシングルジャケット WNG02B ブラック(1/2)1 / 2
LIUGOO 襟ボアハイネックシングルジャケット WNG02B ブラック(2/2)2 / 2

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革ジャンがどうしても若く見える、という人は、まず襟を見てください。リューグーのこの一着は、ライダースの大きな襟を持たない、立ち襟のシングルです。

襟は「ウイングネックカラー」と呼ばれる形で、立てれば首元を覆い、寝かせればイタリアンカラーのように開く。襟の内側には取り外しのできるボアが付いていて、真冬は付けたまま、春先は外して着られます。

表の革はシープスキンで、厚みは0.6〜0.7mm。薄めの羊革なので、重さを感じにくい。前はシングルのファスナー一本で、ポケットや金具が少なく、ジャケットに近い顔つきです。デニムやチノはもちろん、ウールのスラックスにも合わせられます。

色はブラックを含めて7色。ただし色とサイズによっては在庫が1点だけ、あるいは在庫切れのものもあります。ボアはアクリルなので、毛足の上質さを求める人には物足りないかもしれません。

2|Retro Grade。輸入代理店がつくった、細身のシングルライダース

Retro Grade 羊革シングルライダース 793-5950003 ブラック(1/4)1 / 4
Retro Grade 羊革シングルライダース 793-5950003 ブラック(2/4)2 / 4
Retro Grade 羊革シングルライダース 793-5950003 ブラック(3/4)3 / 4
Retro Grade 羊革シングルライダース 793-5950003 ブラック(4/4)4 / 4

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ライダースの形は欲しい。でも、ダブルの大きな襟は強すぎる。その間にあるのが、シングルライダースです。

レトログレードは、アヴィレックスやショットの輸入代理店によるオリジナルブランドです。この一着は、小さな立ち襟にスナップのタブ、斜めに入った胸ポケットという、シングルライダースの基本をそのまま細身にまとめています。

前のファスナーはYKKのダブルジップで、下から開けると座ったときに裾がもたつかない。背中の肩まわりには、腕を動かしやすくするための仕立てが入っています。羊革にわずかな光沢があり、黒でものっぺりと見えません。

寸法は短めです。Mサイズで着丈58.5cm。腰にかかるかどうかの丈なので、裾の長いシャツを出して着ると、シャツが下から大きくのぞきます。写真の裏地はキャメルですが、届くのは裏地が黒の最新年式と販売ページに書かれています。

3|DEGNER。表は無地、裏に金襴

DEGNER 金襴織物 レザージャケット 21SJ-14K ブラック(1/4)1 / 4
DEGNER 金襴織物 レザージャケット 21SJ-14K ブラック(2/4)2 / 4
DEGNER 金襴織物 レザージャケット 21SJ-14K ブラック(3/4)3 / 4
DEGNER 金襴織物 レザージャケット 21SJ-14K ブラック(4/4)4 / 4

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バイクに乗る人なら、デグナーです。京都のバイク用品メーカーで、この一着も肩・肘・背中・胸に取り外しのできるプロテクターを備えています。

外から見ると、小さな立ち襟の無地のシングルライダース。特徴は内側にあります。裏地に、帯などに使われる金襴(きんらん)の織物を使っている。柄は鉄流水雪輪、流水雪輪、桧垣桜の3つから選びます。

金襴は、首元、袖口のファスナー、背中のアクションプリーツ(動きやすくするための折り込み)から、少しだけのぞきます。前を開けて歩けばはっきり見え、閉めればほとんど見えない。見せるかどうかを、着る側が決められる柄の入れ方です。

プロテクターを外せば街着になりますが、腰のベルトや袖口のファスナーなど、つくりはバイク用です。サイズは身幅の広いLW・XLWを含めて6つ。桧垣桜のSとXL、流水雪輪のXLWは、販売ページで在庫切れになっています。

4|Haruf。ダブルライダースを、街の丈に

Haruf leather ラムレザー ダブルライダース 1709BK ブラック(1/3)1 / 3
Haruf leather ラムレザー ダブルライダース 1709BK ブラック(2/3)2 / 3
Haruf leather ラムレザー ダブルライダース 1709BK ブラック(3/3)3 / 3

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それでも、革ジャンといえばダブル。そう思うなら、ハルフのこの一着です。

ダブルライダースの定番の形を残しながら、ラペル(襟)を小さめにしています。襟が小さいぶん、ダブル特有の押しの強さが和らぐ。袖とウエストは細めにとってあり、羊革の柔らかさと合わせて、体の線に沿う形です。

ファスナーを上まで閉めれば襟が立ち、開ければ左右に倒れる。ダブルライダースは、襟の形で表情が変わる服です。ポケットは外に4つ、内に1つ。背中にはアクションプリーツが入っています。

気をつけたいのは在庫です。販売ページでは、現在Lサイズ以外が在庫切れになっています。届いてから7日以内なら返品・交換ができる(送料は自己負担)と書かれているので、サイズに迷ったらその条件も確かめておくと安心です。

5|FREEDOM LEATHER。6Lまで、同じ形で

FREEDOM LEATHER ラムレザー ダブルライダース 3108 ブラック(1/4)1 / 4
FREEDOM LEATHER ラムレザー ダブルライダース 3108 ブラック(2/4)2 / 4
FREEDOM LEATHER ラムレザー ダブルライダース 3108 ブラック(3/4)3 / 4
FREEDOM LEATHER ラムレザー ダブルライダース 3108 ブラック(4/4)4 / 4

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最後は、サイズで選ぶ一着です。フリーダムレザーは東大阪の革ジャン専門店で、レザーウェアを自社でつくって売ってきた店です。

このダブルライダースは、SからLL、そして3Lから6Lまで、8サイズを同じ形でそろえています。体の大きい人ほど、革ジャンは選択肢が少なくなる。そのなかで、この形とこの価格の羊革が6Lまであるのは貴重です。

革は約0.8〜0.9mmのラムレザー。5着のなかでは厚めで、しっかりした手ごたえが残ります。それでも羊革なので、袖の曲がりは素直です。色はブラックのほか、アイボリー、キャメル、ワイン、ブルー、グレージュ。キャメルとワインは、ムラ感のあるアンティーク調の色です。

正直に書くと、ブラックの在庫はどのサイズも1〜2点です。また、販売ページに原産国の記載はありません。気になる人は、購入前に店へ確認してください。

羊革を長く着るための手入れ

羊革は柔らかいぶん、牛革よりも水と擦れに弱い革です。といって、特別な手入れが要るわけではありません。

大事なのは、濡らしたまま放っておかないこと、そして詰め込まずにしまうこと。この二つで、革の傷み方はずいぶん変わります。

手入れの3点

  • 濡れたら、すぐ拭いて陰干し 雨に当たったら、乾いた布で押さえるように水気を取る。ドライヤーや直射日光で急いで乾かすと、革が硬くなる。
  • オイルは薄く、たまに 乾燥が気になったら、レザー用のクリームを布に少し取って薄く伸ばす。塗りすぎはカビの原因になる。
  • 厚みのあるハンガーに掛ける 細い針金のハンガーだと、肩に跡が残る。肩幅に合った厚みのあるハンガーに掛け、通気のいい場所にしまう。

まとめ:形で選び、羊革で軽くする

ジャケットの延長で着るなら、立ち襟のリューグー。ライダースの形を細く着るなら、レトログレード。バイクに乗るなら、裏に金襴を張ったデグナー。ダブルを街で着るなら、襟を小さくしたハルフ。大きいサイズが必要なら、6Lまであるフリーダムレザー。

羊革の革ジャンは、育てるのを待つ服ではありません。袖を通したその日から、体に沿う。だから最初の一着は、形と着丈だけを真剣に選べばいい。

WARDROBE LAB編集部のひとこと

革ジャンを買うとき、試着でぴったりのサイズを選ぶ人がいます。

秋の薄着でぴったりだと、冬にニットを着たとき、肩と腕が窮屈になります。羊革が柔らかいといっても、革はニットのようには伸びません。

迷ったら、冬にいちばん厚く着る服を思い浮かべて、その上から羽織れるほうを。革ジャンは、秋より冬のほうが出番の多い服です。


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※掲載している情報は記事公開時点のものです。価格・在庫・サイズ展開は変更となる場合があります。最新情報は各販売ページでご確認ください。

WRITTEN BY

WARDROBE LAB編集部

WARDROBE LAB / Editorial Team

30代・40代・50代のメンズファッションをわかりやすく・丁寧に伝えるメディア「WARDROBE LAB」の編集チームです。

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