SMARTWATCHES
仕事でも浮かない。大人のスマートウォッチ5選
スマートウォッチをスーツに合わせると、どうしても道具っぽく見える。そう感じて、平日は普通の腕時計に戻している人は少なくありません。
ただ、浮いて見える理由は、画面があることそのものではありません。多くは、形と素材と、画面が消えたときの顔です。黒い四角が手首に貼り付いているように見えるか、時計の顔をしているか。
もうひとつ、続くかどうかを分けるのが充電です。毎晩充電しなければいけない時計は、出張や連休をきっかけに引き出しへ戻ります。
仕事の日にも着けていられることを条件に、性格の違う5本を選びました。
選ぶ前に。見るのは電池、顔、何をさせたいか
スマートウォッチにできることは、年々増えています。通知、心拍、睡眠、決済、通話。けれど、全部が要る人はあまりいません。
先に決めたいのは、腕に何をさせたいかです。そこが決まれば、電池の持ちと見た目のどちらを優先するかも決まります。
毎晩充電する時計は、続きません。
できることの多さより、電池の持ちと、画面が消えたときの顔で選びます。
仕事で使うスマートウォッチを選ぶときの3点
- 電池の持ち 1日〜2日なら毎晩の充電が前提になる。1週間を超えれば、週末にまとめて充電すれば済む。出張の多い人ほど、ここが効く。
- 画面が消えたときの顔 丸い文字盤か、四角か。ベゼルが金属か、樹脂か。画面が暗いときの見た目が、スーツとの相性を決める。
- 何をさせたいか 通知を受けたいのか、健康の記録を取りたいのか、時刻が正確なら十分なのか。目的によって、選ぶべきものはまったく変わる。
今回の5本は、得意なことがそれぞれ違います。順に見ていきます。
1|HUAWEI WATCH FIT 5 Pro。30gで、10日もつ四角
スマートウォッチを着けたまま眠りたい人には、ファーウェイのWATCH FIT 5 Proが向いています。
本体の重さは約30.4g(ベルト含まず)、厚さは約9.5mm(公式サイト表記)。今回のスマートウォッチのなかで、いちばん軽く、いちばん薄い。電池は通常使用で最大10日間もちます。画面を常に点けておく設定にすると、最大4日間に縮みます。
四角い画面ですが、カバーガラスはサファイア、ベゼルはチタン合金で、樹脂の道具っぽさは抑えられています。LINEやメールの通知はアプリのアイコン付きで表示され、心電図の記録やゴルフのコースマップにも対応します。
ただ、形はどう見てもスマートウォッチです。スーツの袖口から見えたときに、時計の顔はしていません。そこを割り切れるかどうかで判断してください。リンク先はファーウェイの公式ストアで、ブラックとホワイトが35,800円、オレンジは38,800円です。
WATCH FIT 5 Pro
35,800円(税込・ブラック/ホワイト。オレンジは38,800円)。ベゼル:チタン合金・カバーガラス:サファイア。約44.5×40.8×9.5mm・約30.4g(ベルト含まず)。1.92インチAMOLED。電池:通常使用で最大10日間。5ATM。取扱店:HUAWEI 公式楽天市場店
商品ページを見る2|GARMIN Venu 3。丸い顔で、14日と通話
時計の顔をしていて、なおかつ電池がもつもの。その両方を求めるなら、ガーミンのVenu 3です。
ケースは丸い45mmで、ベゼルはステンレス。黒い画面にアナログの文字盤を表示しておけば、少し離れれば、普通の腕時計と見分けにくくなります。電池はスマートウォッチモードで約14日間。重さは付属のバンド込みで47g(公式サイト表記)です。
スピーカーとマイクを内蔵しているので、スマートフォンにかかってきた電話を腕で受けられます。強みは、ランニング用の時計で知られるガーミンらしい健康の記録です。睡眠の採点や、体の余力を数値で示すBody Batteryなど、記録した数字をアプリで細かく振り返れます。
気をつけたいのは、ケース本体は樹脂(繊維強化プラスチック)で、金属なのはベゼルだけという点です。金属の重みを求める人には、物足りないかもしれません。価格は5本のなかでいちばん高い49,699円。リンク先は正規品を扱う販売店です。
Venu 3 Black/Slate 010-02784-41
49,699円(税込)。ベゼル:ステンレス・ケース:繊維強化プラスチック・レンズ:Gorilla Glass 3。45×45×12mm・47g(バンド込み)。1.4インチAMOLED。電池:スマートウォッチモードで約14日間。5ATM。通話対応。取扱店:NEEL 横浜 楽天市場店
商品ページを見る3|CASIO EDIFICE。スマートウォッチをやめる、という選択
通知もいらない、健康の記録も続かなかった。それでも、スマートフォンとつながる便利さは欲しい。そういう人には、カシオのエディフィス EQB-1100XYDB-2AJFという選び方があります。
正確に言えば、これはスマートウォッチではありません。スマートフォンとBluetoothでつながるソーラー電波時計に近いものです。1日4回、自動でスマートフォンとつながって時刻を合わせ、約300都市からワールドタイムを選べます。スマートフォンを鳴らして探す機能もあります。メールやLINEの通知を腕で受ける機能は、ありません。
その代わり、充電の必要がありません。光で発電するタフソーラーで、フル充電から光が当たらなくても、機能を使って約6か月動きます。ケースの厚さは8.9mmと薄く、八角形のベゼルにタキメーター、ネイビーの文字盤、風防はサファイアガラス。見た目は完全に、金属ブレスレットのクロノグラフです。
リンク先は9つのモデルから選ぶ販売ページで、このモデルは4番目、ウォッチケースなしで42,240円(メーカー希望小売価格52,800円)。在庫は残りわずかです。
EQB-1100XYDB-2AJF(ネイビー)
42,240円(税込・ウォッチケースなし/メーカー希望小売価格52,800円)。ステンレススチール。タフソーラー・スマートフォンリンク(自動時刻修正・ワールドタイム約300都市・携帯電話探索)。10気圧防水。サファイアガラス。取扱店:腕時計を探すならウォッチラボ(楽天市場)。残りわずか(記事公開時点)。
商品ページを見る4|Amazfit T-Rex 3。27日もつ、週末の道具
平日はスーツ、週末は山やキャンプ。そういう暮らしなら、アマズフィットのT-Rex 3が合います。
電池は標準的な使い方で最大27日間。今回の5本でいちばん長く、月に一度の充電で済む計算です。ベゼルはステンレスで、米軍の調達基準(MIL規格)の試験に9項目合格した頑丈さがあります。防水は10ATM。気圧高度計とコンパスを備え、登山地図アプリのYAMAPやヤマレコのルートを取り込めます。
画面は1.5インチのAMOLEDで、明るく見やすい。LINEの通知を受けられますが、返信できるのはAndroidのスマートフォンと組み合わせたときだけです。スピーカーがないので、腕での通話はできません。
そして、正直に書いておくと、この時計はスーツの袖口には収まりません。直径約48.5mm、厚さ約13.75mm、外周に「UP」「DOWN」などの文字が入ったいかにも道具の顔です。平日は外して週末だけ着ける、という前提で選ぶ一本です。リンク先はアマズフィットの公式ストアです。
T-Rex 3 48mm
39,900円(税込・延長保証なし)。ステンレススチール製ベゼル・ポリマー製ミドルフレーム。約48.5×48.5×13.75mm・約68.3g(バンド除く)。1.5インチAMOLED。電池:最大27日間(標準使用)。10ATM。オニキス・ラバ・ヘイズグレー。取扱店:Amazfit 公式ストア(楽天市場)
商品ページを見る5|FOSSIL Garrett HR。黒いステンレスの、最後の世代
最後は、いちばん腕時計らしい見た目の一本です。フォッシルのGarrett HR Gen5 FTW4038。
46mmの丸いケースとブレスレットは、どちらもブラック仕上げのステンレス。側面に3つのボタンが並び、ベゼルには数字が刻まれていて、クロノグラフのような顔をしています。中身はGoogleのWear OSで、通知の確認、心拍や睡眠の記録、腕での通話に対応します。
ただし、知っておくべきことが二つあります。ひとつは電池で、販売ページの表記は「24時間+拡張モードで数日間」。今回の5本で唯一、毎晩の充電が前提になります。
もうひとつは、これが数年前に出た第5世代のモデルで、フォッシルは2024年にスマートウォッチ事業からの撤退を発表していることです。今後のソフトウェア更新は期待しにくい。また、リンク先はフォッシルの公式店ではなく、さまざまなブランドを扱う販売店です。見た目の良さと引き換えに、これらを受け入れられるかで判断してください。
Garrett HR Gen5 FTW4038(ブラックステンレス)
33,700円(税込)。ステンレススチール(ブラック仕上げ)。ケース46mm。1.28インチAMOLED。Wear OS。電池:24時間+拡張モードで数日間。3ATM。取扱店:With The Heart(楽天市場)
商品ページを見る仕事の日に、スマートウォッチを浮かせないために
同じスマートウォッチでも、設定とベルトで見え方はかなり変わります。
買ったあとに、三つだけ手を入れておくと、スーツの日にも外さずに済みます。
見え方を整える3点
- 文字盤はアナログにする 数字や情報を並べた文字盤は、遠目には画面に見える。黒地に針だけのアナログ表示にすれば、袖口から見えても時計の顔になる。
- ベルトを替える 付属のシリコンベルトは運動には向くが、スーツには軽く見える。革か金属のベルトに替えるだけで、印象の半分は変わる。
- 通知を絞る 会議中に手首が光り続けるのは、見た目以上に落ち着かない。腕に届く通知は、電話と家族と、本当に急ぐものだけにする。
ベルトの替え方は、Apple Watchを例にした「Apple Watchに、継ぎ目のない一枚を」も参考になります。
まとめ:腕に何をさせたいかで選ぶ
軽さと電池の持ちならファーウェイ。時計の顔と健康の記録ならガーミン。通知はいらないならカシオのエディフィス。週末の山まで使うならアマズフィット。見た目を最優先にするならフォッシル。
できることの多さで選ぶと、どれも同じに見えてきます。腕に何をさせたいか、毎晩充電できるか、スーツの袖口から何が見えるか。三つの答えを並べれば、選ぶべき一本は自然に決まります。
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WARDROBE LAB編集部のひとこと
スマートウォッチを買った人の多くが、最初の一週間で通知を全部オンにします。
そして、二週間目には腕が鳴り続けることに疲れて、外してしまう。
腕に届けるのは、スマートフォンを取り出す価値がないほど短く、それでいて見逃したくないものだけ。そう決めてから使うと、長く着けていられます。